2020年04月20日

第6稿 お前が俺の席までやってこい!

<簡単な説明>

水戸黄門のシリーズ史上最強の呼び名の高い「鉄羅漢玄竜」は、第5部に登場します。

玄竜は助さん格さんと互角に戦うだけでなく、忍者なので弥七とも平気で渡り合う
組織的戦法を用い、最後の大作戦では弥七から戦意を奪ったほどのツワモノです。

(この第5部のことをもう少し詳しく知りたい方は「水戸黄門史上、最も空気の読めなかった男とは?(1)」をご覧ください)

・・が、惜しい! もうちょっとだったのに・・

柘植久慶さんの人気作『逆撃シリーズ』の御厨太郎なら、玄竜に味方して水戸老公一行の牙城を崩せるのではなかろうか?

これは、そんな空想から生まれた随筆です。ここから読んだ方は是非初回からご覧ください。

第1稿 逆撃シリーズで水戸黄門最強の敵・鉄羅漢玄竜を勝たせてみよう: データベースのトリセツ(絶対的番外編)

水戸老公一行を閉じ込めた牢屋の爆破地点から、玄竜が弥七を足止めにかかる地点までの距離が長ければ長いほど、同心円の円周が長くなる。 

円周=半径×2×円周率(ここでは3とします)

半径0.5km ⇒ 3km  

半径3.0km ⇒ 18km  


この大きさの円の中が索敵対象になるので、それを面積にしてみます。


面積=半径×半径×円周率

半径0.5km ⇒ 面積0.75㎢(東京ドームおよそ16個分)

半径3.0km ⇒ 面積27㎢(東京ドームおよそ574個分)


いくらなんでも索敵範囲が広すぎる。
相手がよほど大きな物体ならばともかく、ここで探し求めるのは等身大の人間ひとり。
 
艦これアーケード 【索敵↑】No.266 翔鶴改二甲


「坂の上の雲」の中で読んだ記憶があるのですが、日露戦争でヨーロッパから回航してくるバルチック艦隊を逃がさぬために、秋山真之が採った哨戒作戦では、対馬海域を碁盤の目のように仕切って、百艘以上の艦船を巡回させたそうです。(何巻の記述だったか探したのですが、ちょっと見つかりません)

 

玄竜のこの作戦の場合、それに比べたら範囲は狭いとはいえ、遠目の利く部下が数十人規模で必要になるでしょう。

しかもそれだけでは不十分で、弥七発見の一報が玄竜の元に届くまでの伝達速度も要求されます。

 

何よりも重視しなければならないのは、現場へ急行する玄竜のスタミナ維持です。

全力で走り、ヘバった状態で弥七と遭遇したら、足止めのための戦闘が上手くいきません。

 なぜオレは.PNG

いくら玄竜が強いからと言って、その戦術的なコンピタンスだけを頼りにするようでは、戦いに勝つことはできないでしょう。

なんといっても水戸老公一味を退治する一大作戦ですから、しっかりした戦略を立て、効果的に実施されるための仕組みを調えなければ、水戸のジジイは決してくたばりません。
 

「弥七はこの方面からしか接近しない」という状況を作り上げるのが戦略的思考の第一歩。
さらに「その際の使用ルートはこことここしかない」とポイントを絞っておいて、そのうえで虚実を取り交ぜた罠を設ける。

警戒させて迂回を促しつつ、逆に玄竜はできるだけ移動を抑えてスタミナを温存する。
弥七を奔命に疲れさせる策の併用がとにかく重要です。


逆撃シリーズの主人公・御厨太郎なら、当然ここにも着目し、あらかじめ周辺を踏破して地形を把握し、途中に人家などの生活圏が存在すれば、その有効活用についても十分な検討をするでしょう。
posted by 四緑文鳥 at 07:30| 妥当!水戸のおせっかいジジイ | 更新情報をチェックする

第5稿 無茶な命令にはやり返せ。倍返しだ!

<この記事カテゴリの簡単な説明>
水戸黄門シリーズ史上最強の敵「鉄羅漢玄竜」は、老公一行を絶体絶命のピンチに陥れます。

助さん格さんとは互角、弥七とは忍術で堂々たる戦いを展開し、優れたリーダーでもあったツワモノですが、あと一歩のところで水戸のジジイを仕留めそこなった(惜しい!)。

しかし、柘植久慶さんの人気作『逆撃シリーズ』の主人公・御厨太郎なら、玄竜を勝たせることができるのでは?
そんな空想を記事にしました(初回掲載はこちら)。

第1稿 逆撃シリーズで水戸黄門最強の敵・鉄羅漢玄竜を勝たせてみよう: データベースのトリセツ(絶対的番外編)

導火線に着火後、可能な限りじっくり時間をかけて異常の有無を見張ったであろう部下たちとは逆に、親玉である玄竜は、おそらく着火と同時に弥七との勝負を切り上げたでしょう。

 
時代劇 侍シリーズ 1/6 風車の弥七&霞のお新



長引くと自分がやられる危険性も増すので、確実に勝てそうなら仕留めにかかるでしょうが、そうでなければ戦闘は早々に終わらせたほうがよい。

「イイ感じ(⤴)だからもうあと5秒だけ、稼いじゃおうかな♪」

みたいなことをチマチマやっていたとは到底考えられません。

フリーにしても10分では爆破地点に辿りつけない距離に弥七を釘付けすること。

それがこの作戦上の「有効な足止め」という業務にあたります。

緻密な計算とタイムスケジュールの策定、メンバー各自への行動の割り当てと連絡体制の徹底など、精度は高く、責任も重いミッションでした。

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老公と姫の抹殺を命じてきた城代家老に、玄竜がこの作戦計画を話したかどうかはわかりません。

もし話したとしても、秘密厳守が絶対の作戦ですから、詳細はぼやかしたことでしょう。

だからといって、詳細を知らないのをいいことに好き放題言われたら、さすがの玄竜もイラッと来るでしょうね。

簡単に「弥七さえ足止めすればいいんだからラクだろ?」とか言わないでくれ!

口で言うのは簡単だけど、少しはやる側の身になって考えろ!

城代家老にひとこと言ってやりたい気持ちもあったでしょうが、おそらく、苦労に見合う程度の労働報酬は提示されていたのでしょう。

概して、詳細を知らずに命じてくるヤツなど、どうせどんぶり勘定です。

当初は非現実的で話にならない廉価を提示してきますが、積算根拠をきっちり出すと抽象的な反論しかしてこなくなるので、あとはジリジリと提供価格を上げ続け、相手が言わない予算権限ギリギリのラインを探りつつ、今後の取引の参考にし……

玄竜は甘んじて計画遂行に邁進するのみです。

とにかく玄竜という奴は、難易度の高い仕事を、部下を使い、段取りを整えて実行できる優秀な男だったことに疑いはありません。

「サイズ パワー リーダーシップ 経験…
あらゆる面で 玄竜が上回っている…!!
やはり奴はベストだ!!」

田岡茂一.PNG
(スラムダンク 海南大付属戦観戦中の綾南高校バスケ部監督 田岡茂一 談)
posted by 四緑文鳥 at 07:24| 妥当!水戸のおせっかいジジイ | 更新情報をチェックする

第4稿 制限時間10分! 水戸のアイツの脱出ゲーム


<簡単な説明>
水戸黄門シリーズ史上最強の敵「鉄羅漢玄竜」は、老公一行を絶体絶命のピンチに陥れます。

助さん格さんとは互角、弥七とは忍術で堂々たる戦いを展開し、優れたリーダーでもあったツワモノですが、あと一歩のところで水戸のジジイを仕留めそこなった(惜しい!)。

しかし、柘植久慶さんの人気作『逆撃シリーズ』の主人公・御厨太郎なら、玄竜を勝たせることができるのでは?
そんな空想を記事にしました(初回掲載はこちら)。

第1稿 逆撃シリーズで水戸黄門最強の敵・鉄羅漢玄竜を勝たせてみよう: データベースのトリセツ(絶対的番外編)

玄竜が仕掛けた爆薬の量が、極めて多かったことを前回書きました。
今回は導火線の長さについて考えてみたいと思います。

導火線


これは結構な長さだったようで、時間にして10分程度はあったと考えています。

玄竜の部下たちは一行を閉じ込めた牢の前に火薬を置き、導火線着火後も、しばらくその場に残らなければなりません。

もし弥七以外に老公の味方がいた場合、そんなにすぐに現場を離脱してしまったら、近くで見張っているソイツが駆けつけて、あっさり消火されてしまうからです。

ある程度の頃合いまで導火線を見守り、それからおもむろに退散、という動きをしたことが想定され、それらを加味するとやはり10分程度は必要になると思うのです。

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そして、劇中で確認してもその程度の時間はあったはず。

というのは、玄竜の部下たちが立ち去った後で、本当に老公の味方が現われたからです。

彼は邪魔者がいなくなるのを見定めてから牢に駆け寄り、扉に何度も体当たりを繰り返し、なんとか破って一行を助け出します。

もはや残り時間はほとんどなく、その場を離れる余裕は無かったのですが、その男は付近に秘密の隠れ家を用意していました。

このシェルターにより、老公一行は命をとりとめます。

老公を救った男の行動は、以下の順番で行われます
①玄竜部下の離脱を見届け 
⇒ ②牢への到着 
  ⇒ ③扉を破壊(体当たり数回) 
     ⇒ ④シェルターへの誘導 
       ⇒ ⑤非難完了



弥七が見た爆煙の大きさから想像すると、爆破の影響は周囲100メートルには及んだでしょう。

シェルターはその半分の50メートル地点にあると仮定しても、玄竜たちに見つかり易い直線上には無いはずなので、起伏の多い凸凹道を通って辿りつくことになるでしょう。

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旅慣れているとはいえご老公は 爬虫類 老人、そして 姫もいます。

玄竜の部下たちが、着火後どの程度の時間見守っていたかにもよりますが、やはり導火線の長さは爆破まで10分近くあったように思うのです。
posted by 四緑文鳥 at 07:21| 妥当!水戸のおせっかいジジイ | 更新情報をチェックする