
ウルトラマン先生
当時見ていてショックだったことで、今でも映像が脳裏によみがえるシーンがあります。
怪獣を倒し終わって空へ去った80ですが、その後ヤマト(だったかな、主人公の名前?)がとある病院にやってきて、もう一度変身します。
実はその病院には、ヤマトとの接触がある、重い病気にかかった一人の少年が入院していて、彼を治してやろうとするのです。
病院の横に立つ80が、メディカル光線的なものを病室の外から照射して、見事少年は完治します。
それは良いのですが、二度目の変身をした80が、最初からカラータイマーが点滅しているのです。
小学館の『決定版ウルトラ兄弟』の解説だったと思いますが、ウルトラ兄弟は変身用の道具からのエネルギーを受けて活動するとあったので、80の場合はブライトスティックから必要なエネルギーを受けているはずです。

ブライトスティック ウルトラマン80 変身アイテムセット や02
この日、二度目の変身の時には、ブライトスティックからの充分なエネルギーが得られなかったと考えられます。
時間的な条件が原因でしょうか。
戦っていたのは陽の光の下でしたから、昼間のことです。
一方、病院の横で変身したのは夜ですから、数時間の隔たりがあります。
その程度の時間では、二度目の変身に十分なエネルギー充填が行われなかったということなのかもしれません。
では一体、どのくらいの時間が経てば、次の変身で充分な活動エネルギーが得られるのでしょうか?
幽遊白書で浦飯幽助が使うレイガンは、1日に4発しか撃てません。
その「1日」の区切りはどこか? という疑問に似ています。

幽★遊★白書 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)
レイガンは、地球のものですから、我々に馴染みのある「1日」である可能性が高い。
時刻というものに、それなりの意味や力があるという古来からの価値観が適用できるのではないかと思います。
ということはやはり『子の刻』を区切りにリセットされているのではないでしょうか。
しかし、ウルトラマン80には、必ずしも地球の理屈は通用しません。
午前零時を以て、ブライトスティックのエネルギーがフル充填されるという考え方は、どうもしっくりこない。
ということで、この問題を少しだけ掘り下げてみたいと思います。
(ちなみに私、そこそこ忙しいビジネスパーソンなのですが…)