2020年12月09日

第7項 玄竜は意外と優しいホワイト企業の社長っぽかった

<簡単な説明>

水戸黄門のシリーズ史上最強の呼び名の高い「鉄羅漢玄竜」は、第5部に登場します。

玄竜は助さん格さんと互角に戦うだけでなく、忍者なので弥七とも平気で渡り合う
組織的戦法を用い、最後の大作戦では弥七から戦意を奪ったほどのツワモノです。

(この第5部のことをもう少し詳しく知りたい方は「水戸黄門史上、最も空気の読めなかった男とは?(1)」をご覧ください)

・・が、惜しい! もうちょっとだったのに・・

柘植久慶さんの人気作『逆撃シリーズ』の御厨太郎なら、玄竜に味方して水戸老公一行の牙城を崩せるのではなかろうか?

これは、そんな空想から生まれた随筆です。ここから読んだ方は是非初回からご覧ください。

第1稿 逆撃シリーズで水戸黄門最強の敵・鉄羅漢玄竜を勝たせてみよう: データベースのトリセツ(絶対的番外編)

前回、接近する弥七を捕捉するための索敵について述べましたが、それは必要に応じて考慮すべき課題と意識にとどめておくとして、その前にもう一度考慮すべき問題があります。

 

それは導火線の長さ

 
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もし導火線が無く、爆薬片手に水戸老公を閉じ込めた牢の真ん前に突っ込み、もろともに散ってくれる部下がいるなら、弥七がそこそこ近くに居ても、爆破を邪魔されることはなくなります。

しかし、そんな自爆テロを要求できないので、玄竜は部下の安全にも配慮した時間確保のため、爆薬から導火線を長く伸ばしました。

これによって部下たちは、檻の近くに老公の味方がいないかの様子見を行ったうえで、爆破に巻き込まれない位置まで避難する時間を得ます。

ただし、そうなると老公を助けに来る弥七のほうにも、火を消すチャンスを提供することになる。

だからこそ自らが体を張って弥七の足止めをする玄竜ですが、爆発までの時間の長さに比例して、弥七との遭遇ポイントが絞りづらくなってしまう。

やはり導火線は短ければ短いほどよいのです。

少年時代にTV放送を見たときの記憶から「爆発まで10分程度」と仮定しましたが、そんなに長いと作戦計画が導火線によって振り回されてしまいます。
 
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この作戦での時間計算は重要な要素のひとつではありますが、導火線の存在が計画全体に支障をきたすようなら別の手段を考えたほうが良いかもしれない。
あるいは、何らかの補強方法を検討してみるべきでしょう。


たとえば陽動のため、老公を閉じ込める用の罠をもう1か所準備しておけば、局面は大いに変わったはず。

第61話 暁の陽動作戦

 

山の北側と南側にひとつずつ牢を作れば、最後に老公を危機一髪で救出した味方の男も、どちらの牢に一行がいるかを掴み切れず、去就に迷うはず。

牢から救出した一行を隠れさせる退避用シェルターは、両方の牢の近くに作っておいたとしても、決行当日にどちら側で待てばよいかの決め手を欠き、バルチック艦隊来航までの秋山真之のごとく、悩みに悩むことでしょう。
 

どちらの牢に一行が向かっても対応できるようにと、中間地点で待機すれば即時性を欠き、老公を助け出すどころか自身が待ち伏せの対象として玄竜一味に討たれる可能性も高く、結局玄竜がどちらの罠を使うとしても、それを阻止できなかったかもしれません。
 

もっとも、陽動作戦の成功失敗にかかわらず、玄竜の索敵が失敗したが最後、弥七はあっさりと導火線に接近します。

弥七にとっては、玄竜の部下程度が相手なら、戦いながら消火するくらい造作もないでしょう。

それどころか、まず倒しておいて、そのあと悠々と消火、という展開も十分あり得ます。

 

第1稿で『牢に閉じ込めた老公一行を主力、弥七を遊撃戦力』と表現しましたが、やはり弥七は手ごわい。

外から弥七.PNG
 

この時点での弥七は、海南の牧伸一と神宗一郎がミックスしたような状態なのかもしれません。


機動力・体術・飛び道具・判断力

あらゆる面で弥七はずば抜けている

やはり奴はベストだ!!

田岡茂一.PNG
posted by 四緑文鳥 at 10:50| 妥当!水戸のおせっかいジジイ | 更新情報をチェックする