2019年12月25日

ウルトラ戦闘の効率(6)

ザラガスは、光った瞬間に相手にダメージを与えられるということを前回述べ、これこそ光線技だと書きました。

しかもコイツはノーモーションで光線を放ってきます。

ウルトラマンが苦戦したのはコイツが攻撃に耐えると強くなることよりもむしろ、文字通り光の速さの攻撃を、ノーモーションで打ってくることが原因だったかもしれません。

もっとも、彼らなりの強弱換算をもとに考えると、閃光で目がくらむことよりも、ザラガスが攻撃を受けるたびに強化される体質であることが強く、それより強力なのはこの回のストーリーが「射つなアラシ」しばりであることです。


射つな! アラシ


掛け値無しの光速攻撃 < 「変身怪獣」という触れ込み < 「射つな!アラシ」

ウルトラマンの戦いはおまけみたいなもので、すべてはアラシの「キレ待ち」を中心に動き、ザラガスでさえ例外ではありません。

我が物顔で街を闊歩しつつも「どうっスか? アラシさんキレてます?」とそればかりが気になってならず、ときに 下唇を手で引き下げてホントのところの目で確認し 威嚇するように大きな口を開けて咆哮し「キレ待ち」に徹します。

ウルトラマンが登場したときには、アラシはキレ終わっているため、残りの尺で行う敗戦処理のピッチャーのように目立たぬ活躍をします。

「目立たぬ活躍」とは、これ以上の上書きを避けることです。

科学特捜隊の新兵器をくらっても死なず、逆にそのことで強化されたザラガスには、スペシウム光線にも耐えてさらに強くなる可能性もあります。

ウルトラマンの戦いがあまり強調されると、そのくだりをいっぺん見せなければ収まりがつかない空気感が出てしまうかもしれません。

別にそれならそれでやってもいいのですが、何せこの回は「射つなアラシ」しばり。
コンセプトをブラさないために、スペシウム光線は当然のように一撃で決め、何事も無かったふりをしなければならない。

モヤモヤの消えないウルトラマンが、その晩の新橋でやけ酒をあおったことは想像に難くなく、そのウルトラマンを上回る高速攻撃が全く評価されなかったザラガスが、となりのカウンター席で一緒にクダを巻いていたこともまた、想像の範疇です。




posted by 四緑文鳥 at 19:25| Comment(0) | ウルトラ戦闘の効率 | 更新情報をチェックする
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