2020年04月16日

第2稿 助さん格さんには牧、弥七には神をマークにつけたかった

逆撃シリーズの著者・柘植久慶さんに書いてほしい『逆撃 水戸黄門第5部』について、勝手な想像を進めていきます。

(詳しくは『水戸黄門史上、最も空気の読めなかった男とは?(1)』参照)

『スラムダンク』海南大付属高校戦のヤマ場のことです。
尻上がりに調子を上げ、今や最高潮の海南キャプテン・牧伸一を、全員で止める指示を出した安西監督。

しかし、桜木花道にだけは3ポイントシューター・神宗一郎をマークさせ、敵の遊撃戦力を封じ込める作戦に出ました。

これと同様に、水戸黄門で老公一行と戦う場合、助さん格さんを牢に閉じ込めても、弥七をフリーにしていたら玄竜に勝ち目はない。


トイレで同じクラスのJKといっしょに閉じ込められたけど質問ある?

(そのへんに弥七いない?)


だから玄竜は、老公爆殺そのものは部下に任せて、自身は弥七との対決に赴いたのです。

ここが苦しいところでした。

「敵の遊撃戦力に当方の主力を当てる」というのが、戦いの法則に反した無理な展開であることは否めない。

海南大付属高校と湘北高校の試合になぞらえるなら「牧と神の役割が入れ替わった状態」と考えるとわかり易いでしょう。

湘北高校サイドは、桜木以外の4人はいずれもバスケ経験者で、正統的な高いスキルを持っています。

その4人が主力の牧をガッチリと押さえ、「初心者の桜木」は「遊撃戦力の神」に立ち向かったから、運動能力の高さで何とか渡り合えた。

これが、牧と神の役割が逆だった場合どうなるか。
神奈川ナンバーワンプレイヤーで3ポイントの名手・牧に、初心者の桜木を当てて、遊撃戦力を防ぎ得るか?
これは荷が重いと言えるでしょう。マークを振りほどかれて連発を喰らいそうです。

もし牧がシューターだったとしても、やはりこの勝負どころでは、牧には主力4人を当てるとします。
が、その場合、インサイドに切り込んでゲームをコントロールする神に桜木をぶつけるのが良いか?

悩ましいところです。
インサイドとアウトサイド双方に爆弾を抱えていて、どっちがどう動いても、とても落ち着いて見ていられる展開にはならないでしょう。
ブル.PNG

玄竜は、弥七と渡り合えるのは自分しかいないと判断し、主力の自分が遊撃戦力の弥七のところへ赴く判断を下した。
それしかなかったし、事実彼は見事に狙い通りの結果を出しました。

しかし、それによって主力の質が落ちてしまい、まんまと老公に出し抜かれて最終決戦に持ち込まれてしまったのです。

逆撃シリーズの主人公・御厨太郎なら、当然ここを修正して、敵主力である老公一行と玄竜が対峙する局面を作ろうとするのではないかと思うのです。


posted by 四緑文鳥 at 14:23| Comment(0) | 妥当!水戸のおせっかいジジイ | 更新情報をチェックする

第1稿 逆撃シリーズで水戸黄門最強の敵・鉄羅漢玄竜を勝たせてみよう

四緑文鳥の熱き希望↓↓↓

逆撃・『水戸黄門第5部』
歴史ものを得意とする作家・御厨太郎が、ついにドラマの世界に踏み込んだ!
数々の史実を変える戦いを経験した戦場の巧者が、ついにあの「おせっかい集団」の抹殺に挑む!!


「逆撃シリーズ」とは、作家の柘植久慶さんの人気シリーズです。

主人公・御厨太郎が、取材旅行先で出会った美人女子大生・扇谷早苗とうまい具合にあーなってこーなるとタイムトラベルして、歴史舞台の登場人物になるという設定の物語です。

関ケ原を皮切りに川中島、三方が原などの戦国時代や、鎌倉・室町時代にさかのぼることもありますが、さらには三国志の中国、近代や古代のヨーロッパまで、何度も何度も早苗さんとタイムトラベルを試みて旅を重ねていく 羨ましいかぎりの ロマンあふれる展開です。


私の羨望はさておき、この逆撃シリーズは「もしあの時、○○が○○していたら」という歴史の無念への挑戦がテーマです。

御厨は歴史ものを得意とする作家であり、軍事やマネジメント術にも精通しているため、「すでに知っている過去の知識」を思いのままに駆使して、歴史の大逆転を成し遂げようとします。


大変面白い作品だったのですっかり気に入った私の頭の中で、「これを、ドラマに対して試みたらどうか?」という妄想が膨らみました。

戦いを描いたドラマで、悪役を勝たせたいと思う展開は多い。

たとえば『ヤッターマン』などは、私は毎週ドロンボー一味を応援していました。

「あと少しで勝てたのに!」と、何度悔しい思いをしたかは数え切れません。

柘植さんは外国で傭兵にスカウトされ、軍組織の中で鍛え上げられた実戦の経験を持ちます。
逆撃シリーズをリアルに描いていくには、こういったことが大いに役立ったはず。

私は是非、水戸黄門第5部を舞台に、御厨の活躍を描いてほしい。


水戸黄門DVD-BOX 第五部


水戸黄門第5部では「最強の敵・鉄羅漢玄竜」が、まるで作品を間違えているのではないかと思うほど、容赦なく「水戸黄門的定番の展開」をつぶしで老公一行を攻め立て、あわや爆殺に成功か!? というところまで追い詰めました。

(詳しくは『水戸黄門史上、最も空気の読めなかった男とは?(1)』参照)



玄竜が敗れた最大の原因は、やはり『戦力の分散』でしょう。

水戸老公一行に仕掛けた罠を、風車の弥七が解除できないよう、彼の足止めを万全なものにした作戦は見事なものでした。

後年、海南大付属高校との対戦における一番の勝負どころとなったシーンで安西監督がとった、イチかバチかの作戦に酷似していますが、おそらく安西監督は水戸黄門のファンで、特にこの第5部は拳を握りしめて夢中で鑑賞していた可能性が高い。
これだ2.PNG

神奈川最強の海南大付属を束ねる3年生のキャプテンは、「神奈川ナンバーワンプレイヤー」の座を不動のものとしている牧伸一です。

司令塔の牧を全員で押さえにかかるのは妥当な作戦ですが、海南には3Pシューターとして名高い2年生の神宗一郎がいます。

スラムダンク SLAMDUNK 井上雄彦 集英社 カードダス BANDAI 18 神宗一郎


彼をフリーにして遊撃的ポジションを与えたままにしては、いくら牧を止められたとしても、パスを受けた神が次々に加点してしまう。

残り10分の局面にもかかわらず、抜群のスタミナを持つ桜木花道を牧へのマークから外し、神封じ(←字面がスゴイ)に回すことは必須事項だったのです。


posted by 四緑文鳥 at 11:40| Comment(0) | 妥当!水戸のおせっかいジジイ | 更新情報をチェックする
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