口の中のスイカの種を遠くに飛ばそうとして、一度上半身をを反らす動きなど、人間にとってもお馴染みの動きなので、攻撃時の怪獣の気持ちは大変わかり易い。
しかし、口から炎や光線を吐く怪獣が、大きく頭をのけぞらすアクションというのはかなり危険です。
相手がウルトラマンだから、その無防備な状態を温かく見守ってくれますが、戦いの相手がアブドーラ・ザ・ブッチャーだったら、そのむき出しの喉元へ強烈な地獄突きをお見舞いするはず。
喉をおさえて悶絶する際に口を閉じてしまったら、出しかけた光線や炎が、自分の口の中に命中して大惨事になります。

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ゴンですら、「ジャジャン拳」で力を溜める際の無防備体勢を取るときは、地獄突きを喰らわないように姿勢を低くし、顔は伏せています。
ゴンのように、セリフを伴う技の場合、喉は大事にしなければなりません。無言でやると三村さんに「しゃべれよ!」と突っ込まれる羽目になります。

猛暑日の王子は遊び心がある街/十条で歳相応のビフォーアフター
それから、突き出した両手の先から光線を放つタイプの敵もいますが、結局、やってることはウルトラマンと一緒です。
メフィラス星人などがそうですが、彼などは特に「暴力は嫌い」と自分から暴露しているだけに、両手を突き出すポーズは、柔道の組手をするためであるわけがない。
絶対に「飛び道具が来る」と予想できます。手先に注意していればよい。

禁じられた言葉
やはり「ポーズを取って技を出す」という行為自体、戦いの場における禁忌といえます。