普段ならそうなるはずですが、今回ばかりは違いました。
3番目の前説(マエセツ)担当アギラの獲得により、5つ用意していた派遣社員用のブースを3つに減らし、予算計画を減額しています。
これによって、本社幹部が何の実感も伴わない念仏やお題目のごとくアホみたいに繰り返す『CD(コストダウン)』という単語も、しばらくはセブンから遠ざかるはず。
当事者意識ゼロのまま、無責任に「俺もコレさえ言っときゃ、物事がわかってる風に見えるだろ」というポーズを示すかのような『CD』の連呼がウザい。
経営トップが口にする「CD」という言葉の本当の重みは全く理解できていないのに、上の顔色をうかがって、「これ言っときゃ、機嫌良い」というレベルだったりする。
(1)そもそも使われの身の「コストアップ」提案は許されない
セブンには、幹部たちが何かにつけて口にするこの「CD」が、ショッカー戦闘員の「イー!」にしか聞こえません。

S.H.フィギュアーツ ショッカー戦闘員
浮ついた精神論とか抽象論しかしゃべれない人間は、自分の発言内容に細かく突っ込まれると応じきれないので、尻尾をつかまれないようにモゴモゴ話しますが、この「イー!」だけは明瞭に言う。
そんな連中が居並ぶ会議室に呼び出されるたびセブンは、ショッカーの基地に乗り込んだような錯覚を起こすことがあります(セブンなのに)。
そんな時無意識に、仮面ライダーに憧れている自分に気づきます(セブンなのに)。
(ライダーになりたい)
そうすれば、大手を振ってこいつらを倒せるのに・・(変身ヒーローに憧れるウルトラセブン)
いずれにしても、意味はそっちのけで装飾のように「CD」を口にする幹部たちの姿は、当然、美意識はゼロ。
芸術家肌のセブンは、美意識を感じないものは大嫌いですから、必然的にコストダウンに関するやり取りを、本社とはしたくありません。