2020年04月20日

第5稿 無茶な命令にはやり返せ。倍返しだ!

<この記事カテゴリの簡単な説明>
水戸黄門シリーズ史上最強の敵「鉄羅漢玄竜」は、老公一行を絶体絶命のピンチに陥れます。

助さん格さんとは互角、弥七とは忍術で堂々たる戦いを展開し、優れたリーダーでもあったツワモノですが、あと一歩のところで水戸のジジイを仕留めそこなった(惜しい!)。

しかし、柘植久慶さんの人気作『逆撃シリーズ』の主人公・御厨太郎なら、玄竜を勝たせることができるのでは?
そんな空想を記事にしました(初回掲載はこちら)。

第1稿 逆撃シリーズで水戸黄門最強の敵・鉄羅漢玄竜を勝たせてみよう: データベースのトリセツ(絶対的番外編)

導火線に着火後、可能な限りじっくり時間をかけて異常の有無を見張ったであろう部下たちとは逆に、親玉である玄竜は、おそらく着火と同時に弥七との勝負を切り上げたでしょう。

 
時代劇 侍シリーズ 1/6 風車の弥七&霞のお新



長引くと自分がやられる危険性も増すので、確実に勝てそうなら仕留めにかかるでしょうが、そうでなければ戦闘は早々に終わらせたほうがよい。

「イイ感じ(⤴)だからもうあと5秒だけ、稼いじゃおうかな♪」

みたいなことをチマチマやっていたとは到底考えられません。

フリーにしても10分では爆破地点に辿りつけない距離に弥七を釘付けすること。

それがこの作戦上の「有効な足止め」という業務にあたります。

緻密な計算とタイムスケジュールの策定、メンバー各自への行動の割り当てと連絡体制の徹底など、精度は高く、責任も重いミッションでした。

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老公と姫の抹殺を命じてきた城代家老に、玄竜がこの作戦計画を話したかどうかはわかりません。

もし話したとしても、秘密厳守が絶対の作戦ですから、詳細はぼやかしたことでしょう。

だからといって、詳細を知らないのをいいことに好き放題言われたら、さすがの玄竜もイラッと来るでしょうね。

簡単に「弥七さえ足止めすればいいんだからラクだろ?」とか言わないでくれ!

口で言うのは簡単だけど、少しはやる側の身になって考えろ!

城代家老にひとこと言ってやりたい気持ちもあったでしょうが、おそらく、苦労に見合う程度の労働報酬は提示されていたのでしょう。

概して、詳細を知らずに命じてくるヤツなど、どうせどんぶり勘定です。

当初は非現実的で話にならない廉価を提示してきますが、積算根拠をきっちり出すと抽象的な反論しかしてこなくなるので、あとはジリジリと提供価格を上げ続け、相手が言わない予算権限ギリギリのラインを探りつつ、今後の取引の参考にし……

玄竜は甘んじて計画遂行に邁進するのみです。

とにかく玄竜という奴は、難易度の高い仕事を、部下を使い、段取りを整えて実行できる優秀な男だったことに疑いはありません。

「サイズ パワー リーダーシップ 経験…
あらゆる面で 玄竜が上回っている…!!
やはり奴はベストだ!!」

田岡茂一.PNG
(スラムダンク 海南大付属戦観戦中の綾南高校バスケ部監督 田岡茂一 談)


posted by 四緑文鳥 at 07:24| Comment(0) | 妥当!水戸のおせっかいジジイ | 更新情報をチェックする

第4稿 制限時間10分! 水戸のアイツの脱出ゲーム


<簡単な説明>
水戸黄門シリーズ史上最強の敵「鉄羅漢玄竜」は、老公一行を絶体絶命のピンチに陥れます。

助さん格さんとは互角、弥七とは忍術で堂々たる戦いを展開し、優れたリーダーでもあったツワモノですが、あと一歩のところで水戸のジジイを仕留めそこなった(惜しい!)。

しかし、柘植久慶さんの人気作『逆撃シリーズ』の主人公・御厨太郎なら、玄竜を勝たせることができるのでは?
そんな空想を記事にしました(初回掲載はこちら)。

第1稿 逆撃シリーズで水戸黄門最強の敵・鉄羅漢玄竜を勝たせてみよう: データベースのトリセツ(絶対的番外編)

玄竜が仕掛けた爆薬の量が、極めて多かったことを前回書きました。
今回は導火線の長さについて考えてみたいと思います。

導火線


これは結構な長さだったようで、時間にして10分程度はあったと考えています。

玄竜の部下たちは一行を閉じ込めた牢の前に火薬を置き、導火線着火後も、しばらくその場に残らなければなりません。

もし弥七以外に老公の味方がいた場合、そんなにすぐに現場を離脱してしまったら、近くで見張っているソイツが駆けつけて、あっさり消火されてしまうからです。

ある程度の頃合いまで導火線を見守り、それからおもむろに退散、という動きをしたことが想定され、それらを加味するとやはり10分程度は必要になると思うのです。

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そして、劇中で確認してもその程度の時間はあったはず。

というのは、玄竜の部下たちが立ち去った後で、本当に老公の味方が現われたからです。

彼は邪魔者がいなくなるのを見定めてから牢に駆け寄り、扉に何度も体当たりを繰り返し、なんとか破って一行を助け出します。

もはや残り時間はほとんどなく、その場を離れる余裕は無かったのですが、その男は付近に秘密の隠れ家を用意していました。

このシェルターにより、老公一行は命をとりとめます。

老公を救った男の行動は、以下の順番で行われます
①玄竜部下の離脱を見届け 
⇒ ②牢への到着 
  ⇒ ③扉を破壊(体当たり数回) 
     ⇒ ④シェルターへの誘導 
       ⇒ ⑤非難完了



弥七が見た爆煙の大きさから想像すると、爆破の影響は周囲100メートルには及んだでしょう。

シェルターはその半分の50メートル地点にあると仮定しても、玄竜たちに見つかり易い直線上には無いはずなので、起伏の多い凸凹道を通って辿りつくことになるでしょう。

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旅慣れているとはいえご老公は 爬虫類 老人、そして 姫もいます。

玄竜の部下たちが、着火後どの程度の時間見守っていたかにもよりますが、やはり導火線の長さは爆破まで10分近くあったように思うのです。
posted by 四緑文鳥 at 07:21| Comment(0) | 妥当!水戸のおせっかいジジイ | 更新情報をチェックする

2020年04月19日

第3稿 デキる玄竜は「導火線計算法」で部下を動かす!


<簡単な説明>

水戸黄門のシリーズ史上最強の呼び名の高い「鉄羅漢玄竜」は、第5部に登場します。

玄竜は助さん格さんと互角に戦うだけでなく、忍者なので弥七とも平気で渡り合う
組織的戦法を用い、最後の大作戦では弥七から戦意を奪ったほどのツワモノです。

(この第5部のことをもう少し詳しく知りたい方は「水戸黄門史上、最も空気の読めなかった男とは?(1)」をご覧ください)

・・が、惜しい! もうちょっとだったのに・・

柘植久慶さんの人気作『逆撃シリーズ』の御厨太郎なら、玄竜に味方して水戸老公一行の牙城を崩せるのではなかろうか?

これは、そんな空想から生まれた随筆です。ここから読んだ方は是非初回からご覧ください。

第1稿 逆撃シリーズで水戸黄門最強の敵・鉄羅漢玄竜を勝たせてみよう: データベースのトリセツ(絶対的番外編)


劇中では省略されていますが、おそらく最後の「老公爆殺作戦」の最大の障壁・弥七の足取りを探る玄竜一味の努力は、けた外れなものだったと推測されます。

というのは、閉じ込めた老公たちの場所から、かなり離れた地点を弥七との戦場にできていることから推測できます。

爆薬を仕掛けた場所に弥七を行かせないことが唯一の狙いなので、もし仮に玄竜が弥七に敗れても、弥七が老公を助けられなければ目的は達成される。


数学の計算回避のしかた (発見的教授法による数学シリーズ別巻2)


実際の戦いでは引き分けに終わります。

激しいバトルで時間を稼いだ玄竜が、頃はよしと逃亡に入り弥七を置き去りにした後、残された弥七は老公の元へ急ぐが、すぐさま彼方に大きな爆煙が上がる。

距離は数百メートルから1キロくらいはあったでしょう。
とにかく、走ってすぐさまたどり着けるような近場ではない。

かなり大きな爆発だったので、火薬も相当量だったことがうかがえます。

ということは、導火線に着火した部下が、安全な場所に避難する時間も必要だったでしょう。

また、近くに老公の味方がいた場合、消火に駆け付けてくる可能性も考えられるので、それを見張る必要もあります。

つまり、着火後すぐにトンズラすることはできず、しばらくは現場に残って様子を見守ってから退散、ということになるはずです。

ゆえに、導火線はそこそこ長かったはず。
そして、玄竜は着火から何分で爆破するかも、充分に検証を重ねているはずです。

着火の時刻も入念に部下と打ち合わせる。
現代ならインカムで確認が取れますが、当時は全て周到な計画と鍛錬、そして信頼が決め手となります。

弥七が全力疾走しても消火が間に合わない時間まで、頭の中で時間計算しつつ、彼とサシで死闘する役目を自らが担ったわけです。

結果を出し続けるチームリーダーの仕事術


つくづく凄い奴です。

玄竜が勇気と度胸と使命感、そして緻密な頭脳と優れた体術を兼ね備えた、まさに『最強の敵』だったことは間違いないでしょう。
posted by 四緑文鳥 at 07:36| Comment(0) | 妥当!水戸のおせっかいジジイ | 更新情報をチェックする

2020年04月16日

第2稿 助さん格さんには牧、弥七には神をマークにつけたかった

逆撃シリーズの著者・柘植久慶さんに書いてほしい『逆撃 水戸黄門第5部』について、勝手な想像を進めていきます。

(詳しくは『水戸黄門史上、最も空気の読めなかった男とは?(1)』参照)

『スラムダンク』海南大付属高校戦のヤマ場のことです。
尻上がりに調子を上げ、今や最高潮の海南キャプテン・牧伸一を、全員で止める指示を出した安西監督。

しかし、桜木花道にだけは3ポイントシューター・神宗一郎をマークさせ、敵の遊撃戦力を封じ込める作戦に出ました。

これと同様に、水戸黄門で老公一行と戦う場合、助さん格さんを牢に閉じ込めても、弥七をフリーにしていたら玄竜に勝ち目はない。


トイレで同じクラスのJKといっしょに閉じ込められたけど質問ある?

(そのへんに弥七いない?)


だから玄竜は、老公爆殺そのものは部下に任せて、自身は弥七との対決に赴いたのです。

ここが苦しいところでした。

「敵の遊撃戦力に当方の主力を当てる」というのが、戦いの法則に反した無理な展開であることは否めない。

海南大付属高校と湘北高校の試合になぞらえるなら「牧と神の役割が入れ替わった状態」と考えるとわかり易いでしょう。

湘北高校サイドは、桜木以外の4人はいずれもバスケ経験者で、正統的な高いスキルを持っています。

その4人が主力の牧をガッチリと押さえ、「初心者の桜木」は「遊撃戦力の神」に立ち向かったから、運動能力の高さで何とか渡り合えた。

これが、牧と神の役割が逆だった場合どうなるか。
神奈川ナンバーワンプレイヤーで3ポイントの名手・牧に、初心者の桜木を当てて、遊撃戦力を防ぎ得るか?
これは荷が重いと言えるでしょう。マークを振りほどかれて連発を喰らいそうです。

もし牧がシューターだったとしても、やはりこの勝負どころでは、牧には主力4人を当てるとします。
が、その場合、インサイドに切り込んでゲームをコントロールする神に桜木をぶつけるのが良いか?

悩ましいところです。
インサイドとアウトサイド双方に爆弾を抱えていて、どっちがどう動いても、とても落ち着いて見ていられる展開にはならないでしょう。
ブル.PNG

玄竜は、弥七と渡り合えるのは自分しかいないと判断し、主力の自分が遊撃戦力の弥七のところへ赴く判断を下した。
それしかなかったし、事実彼は見事に狙い通りの結果を出しました。

しかし、それによって主力の質が落ちてしまい、まんまと老公に出し抜かれて最終決戦に持ち込まれてしまったのです。

逆撃シリーズの主人公・御厨太郎なら、当然ここを修正して、敵主力である老公一行と玄竜が対峙する局面を作ろうとするのではないかと思うのです。
posted by 四緑文鳥 at 14:23| Comment(0) | 妥当!水戸のおせっかいジジイ | 更新情報をチェックする

第1稿 逆撃シリーズで水戸黄門最強の敵・鉄羅漢玄竜を勝たせてみよう

四緑文鳥の熱き希望↓↓↓

逆撃・『水戸黄門第5部』
歴史ものを得意とする作家・御厨太郎が、ついにドラマの世界に踏み込んだ!
数々の史実を変える戦いを経験した戦場の巧者が、ついにあの「おせっかい集団」の抹殺に挑む!!


「逆撃シリーズ」とは、作家の柘植久慶さんの人気シリーズです。

主人公・御厨太郎が、取材旅行先で出会った美人女子大生・扇谷早苗とうまい具合にあーなってこーなるとタイムトラベルして、歴史舞台の登場人物になるという設定の物語です。

関ケ原を皮切りに川中島、三方が原などの戦国時代や、鎌倉・室町時代にさかのぼることもありますが、さらには三国志の中国、近代や古代のヨーロッパまで、何度も何度も早苗さんとタイムトラベルを試みて旅を重ねていく 羨ましいかぎりの ロマンあふれる展開です。


私の羨望はさておき、この逆撃シリーズは「もしあの時、○○が○○していたら」という歴史の無念への挑戦がテーマです。

御厨は歴史ものを得意とする作家であり、軍事やマネジメント術にも精通しているため、「すでに知っている過去の知識」を思いのままに駆使して、歴史の大逆転を成し遂げようとします。


大変面白い作品だったのですっかり気に入った私の頭の中で、「これを、ドラマに対して試みたらどうか?」という妄想が膨らみました。

戦いを描いたドラマで、悪役を勝たせたいと思う展開は多い。

たとえば『ヤッターマン』などは、私は毎週ドロンボー一味を応援していました。

「あと少しで勝てたのに!」と、何度悔しい思いをしたかは数え切れません。

柘植さんは外国で傭兵にスカウトされ、軍組織の中で鍛え上げられた実戦の経験を持ちます。
逆撃シリーズをリアルに描いていくには、こういったことが大いに役立ったはず。

私は是非、水戸黄門第5部を舞台に、御厨の活躍を描いてほしい。


水戸黄門DVD-BOX 第五部


水戸黄門第5部では「最強の敵・鉄羅漢玄竜」が、まるで作品を間違えているのではないかと思うほど、容赦なく「水戸黄門的定番の展開」をつぶしで老公一行を攻め立て、あわや爆殺に成功か!? というところまで追い詰めました。

(詳しくは『水戸黄門史上、最も空気の読めなかった男とは?(1)』参照)



玄竜が敗れた最大の原因は、やはり『戦力の分散』でしょう。

水戸老公一行に仕掛けた罠を、風車の弥七が解除できないよう、彼の足止めを万全なものにした作戦は見事なものでした。

後年、海南大付属高校との対戦における一番の勝負どころとなったシーンで安西監督がとった、イチかバチかの作戦に酷似していますが、おそらく安西監督は水戸黄門のファンで、特にこの第5部は拳を握りしめて夢中で鑑賞していた可能性が高い。
これだ2.PNG

神奈川最強の海南大付属を束ねる3年生のキャプテンは、「神奈川ナンバーワンプレイヤー」の座を不動のものとしている牧伸一です。

司令塔の牧を全員で押さえにかかるのは妥当な作戦ですが、海南には3Pシューターとして名高い2年生の神宗一郎がいます。

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彼をフリーにして遊撃的ポジションを与えたままにしては、いくら牧を止められたとしても、パスを受けた神が次々に加点してしまう。

残り10分の局面にもかかわらず、抜群のスタミナを持つ桜木花道を牧へのマークから外し、神封じ(←字面がスゴイ)に回すことは必須事項だったのです。


posted by 四緑文鳥 at 11:40| Comment(0) | 妥当!水戸のおせっかいジジイ | 更新情報をチェックする
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